喀痰吸引等研修について

喀痰吸引等研修とは、「たんの吸引(口腔内、鼻腔内、気管カニューレ内部)」と「経管栄養(胃ろう、腸ろう、経鼻経管栄養)」を行える介護職員等を養成するための研修です。

基本研修と実地研修に分かれていて、両方修了することで、医師の指示や看護師との連携のもと「たんの吸引」「経管栄養」が実施できるようになります。

「たんの吸引等」の専門技術を身につけることにより、これまでより幅広い利用者様を対象にケアができるようになります。介護職員としてのスキルアップにもつながります。

【喀痰吸引等研修種類別】実施可能な行為と対象者

研修種類 実施可能な行為 対象者
第1号研修 ・喀痰吸引(口腔内・鼻腔内・気管カニューレ内部)
・経管栄養(胃ろう又は腸ろう、経鼻)
不特定多数のご利用者
第2号研修 ・喀痰吸引(口腔内・鼻腔内)
・経管栄養(胃ろう又は腸ろう)
第3号研修 ・喀痰吸引(口腔内・鼻腔内・気管カニューレ内部)
・経管栄養(胃ろう又は腸ろう、経鼻)
特定のご利用者
*経管栄養は筋萎縮性側索硬化症(ALS)
またはこれに類似する神経・筋疾患、筋ジストロフィー、高位頚髄損傷、遷延性意識障害、重症心身障がいなどを患っている療養患者や障がい者
【研修種類】第1号研修
【実施可能な行為】
・喀痰吸引(口腔内・鼻腔内・気管カニューレ内部)
・経管栄養(胃ろう又は腸ろう、経鼻)
【対象者】
不特定多数のご利用者
【研修種類】第2号研修
【実施可能な行為】
・喀痰吸引(口腔内・鼻腔内)
・経管栄養(胃ろう又は腸ろう)
【対象者】
不特定多数のご利用者
【研修種類】第3号研修
【実施可能な行為】
・喀痰吸引(口腔内・鼻腔内・気管カニューレ内部)
・経管栄養(胃ろう又は腸ろう、経鼻)
【対象者】
特定のご利用者
*経管栄養は筋萎縮性側索硬化症(ALS)
またはこれに類似する神経・筋疾患、筋ジ
ストロフィー、高位頚髄損傷、遷延性意識
障害、重症心身障がいなどを患っている療
養患者や障がい者

第1号研修・2号研修

*第2号研修は【1】から【5】のうち
必要な行為の実施研修を受講。

基本研修

講義50h
各行為の
シミュレータ演習

実施研修

【1】 口腔内の喀痰吸引 10回
【2】 鼻腔内の喀痰吸引 20回
【3】 気管カニューレ内部の喀痰吸引 20回
【4】 胃ろう又は腸ろうにより経管栄養 20回
【5】 経鼻経管栄養 20回

第3号研修

*【1】から【5】のうち特定の方に対して
必要な行為の実施研修を受講。
*筆記試験及び演習評価において修了から認められる
必要があります。

基本研修

講義8h
各行為の
シミュレータ演習1h

実施研修

【1】 口腔内の喀痰吸引
【2】 鼻腔内の喀痰吸引
【3】 気管カニューレ内部の喀痰吸引
【4】 胃ろう又は腸ろうにより経管栄養
【5】 経鼻経管栄養